2009/1/24〜1/30 6:00〜21:30
他者の苦痛から快楽を引き出す「サディズム」の起源となり、生涯の三分の一を牢獄で過ごし、作家の肩書きのみならず、フランス革命との関係も詳細に研究され、哲学者とも言われるマルキ・ド・サド。彼が晩年に出会った伯爵令嬢の処女喪失の時、彼は彼女を所有せず、彼女を彼女自身として、性の喜びへ導くのだった−。 監督は、マルグリット・デュラスの助監督出身にして、プッチーニのオペラ『トスカ』の映画化などで知られるフランス映画の名匠、ブノワ・ジャコ。主演は、『八日目』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝くなどヨーロッパ映画界を代表する名優、ダニエル・オートゥイユ。この強力タッグで、文学史上最もスキャンダラスな作家サドをリアルに映像化、その闇に包まれた時代にスポットを当て、サド侯爵の真実に迫る衝撃作を作り上げた!
流血の革命の嵐。いつ果てるとも知れない極限状況の中で、燃え上がる性の炎! 1794年、フランス。革命が最も血塗られた局面を迎え、恐怖政治の嵐が吹き荒れる中、54歳になっていたサド侯爵は再び獄中にいた。スキャンダラスな文学や言動で拘留されていたのだ。しかし、彼にとって現在収容されている施設は地上の楽園の様に感じられた。なぜならそこは、収容されている貴族や詐欺師達がなけなしの金をはたいて命拾いする、いんちきなサナトリウムに過ぎなかったからだ。 一文無しのサドであったが、最愛の愛人であるマリーのおかげで彼はその命を永らえていた。そんな中出会った16歳の伯爵令嬢エミリー。彼女は既に発禁本の著者として有名だったサドと話すことさえ禁じられていたにも拘らず、サドの本を読み、性の喜びを知りたいと切望する。サド侯爵は自分の思うままにこの処女を調教するが、侯爵がエミリーの処女喪失の相手に選んだのは庭師の青年だった…。 やがて状況は一変、ギロチンの刃が大量の死体を生み出し、ささやかな楽園は地獄と化す。
放映期間:12月20日(土)〜12月26日(金) 6:00〜21:15